5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)を経て6月8日(世界海洋デー)前後を『春の海ごみゼロウィーク』とされており、全国一斉展開されています。
もちろん石川県でも盛大に開催。
「こびとづかん」コラボやほくりくアイドル部のステージがあったり。
私も前々から、砂浜GPSアートをやってみたいと思っていたので、この『春の海ごみゼロウィーク2022』期間中に二つのコースにチャレンジしてみました。
取り組んでみていろんな気づきと出会いがありましたのでレポートしたいと思います。
内灘砂丘
金沢市粟崎から内灘町・かほく市にまで延び、長さは約10km。幅は約1km、最高点は約61.3m。
猿ヶ森砂丘、鳥取砂丘に続き日本で3番目に大きいとか?
え、内灘砂丘は日本で3番目?
内灘砂丘は河北潟との成り立ちと多いに関係が。
手取川から流れ出た白山の土砂が対馬海流で流され、砂が風によって運ばれて、積もり積もって内灘の大きな砂丘ができ、海が河北潟として閉じてったみたいですね。
なるほど、これを見ると金沢市粟ヶ崎~内灘町~かほく市までの一帯が内灘砂丘として認められている意味がわかりました。
昭和の内灘海水浴場
コロナ禍で3年連続で閉鎖となる内灘海水浴場。
昭和の時代にはスライダーや飛び込み台が設置されていたようです。
当時の海は大賑わいだったようですね~。どこもかしこも大賑わい。
地元の人が地元のレジャーを大いに楽しむ時代だったのですね。
コロナ禍のいま、地元を見つめ直すことが重要かもしれません。
eco❤ハート
今回のお絵かきのテーマはエコハート。エコっていろんな意味を持っているんですよね~。
- 環境保全活動(里山保全や在来種の保護など)
- ごみ削減運動(リサイクル・リユース、大量生産・大量消費の見直し)
- 省エネ など
今回は、私にとって初めての試み、無地のキャンパス(砂浜)で描くフリーハンドのGPSアート。
好きなものを自由に描ける反面、道案内の頼りになるのは事前にスマホアプリに仕込んでおいたGPSアートコース。
今いる位置を確認しながら、描くコースに沿って歩いていくのです。
今回はゴミを拾いながら、GPSアートがどこまできれいに仕上げられるか?チャレンジ
コースを外れてゴミを拾うと、アートが崩れてしまうので、左右5mずつのゴミを拾うことにしました。
それでは、ゴミを拾っていく道中で見つけたものをご紹介していきたいと思います。
自分自身を問い直そう
- 海に捨てられた割れたワイングラス。
- 瓶に詰め込まれたたばこの吸い殻
- 砂浜に立てられたままの花火
ゴミを1つ拾う者は、大切な何かを1つ拾っています
砂浜に咲く花たち
ゴミ拾いをしているとき、たくさんの海浜植物に出会いました。
乾燥した砂地と強い浜風・直射日光など厳しい生育環境の中、けなげに一生懸命生きていく花たち。
ゴミを拾いながらホッとするひと時でした。
砂浜の貝殻を集めて
当日は、親子で参加していた方の娘さんが貝殻拾い。こうやって見ると素敵ですよね。
ビーチクリーン活動をしながら、海岸での宝探し。
RUN FOR THE OCEANS
プラスチックゴミ ゼロの未来を目指して、アディダスが取り組むグローバルムーブメント。
アディダスランニングアプリやStravaなどのアプリを用いて走ると、走行時間10分ごとに、プラスチックボトル1本 相当のプラスチックゴミをアディダスとパーレイが沿岸地域から回収するというプログラム。
はい、わたくしStravaのアンバサダーも拝命させていただいておりますので、ここ強調しときます笑
風紋
砂浜の表面に浮かび上がっている風紋、美しいですよね。
この中を歩いていくと足跡がくっきりついていきます。
きっと天空からみると、歩いた足跡でGPSアートが浮かび上がっているのかな~
ドローンで撮ってみるのも面白いかも(#^^#)
米軍指揮所
鉄板道路
1952年朝鮮戦争では、当時、内灘海岸はアメリカ軍に摂取され、日本で製造される砲弾の性能をチェックする試射場でした。
内灘海岸に通じる道路は鉄板道路と呼ばれ、砲弾の運搬路だったのです。砂丘に穴の鉄板が敷き詰められていたとか。
海の家の横に米軍試射場跡がひっそりと残っています。
半永久的に試射場として米軍に接収されるという条件に反対し、内灘では大闘争がありました。
1950年代内灘の貴重な映像です。ぜひ見ていただけたらと思います。
この運動がなければ、もしかしたら内灘は…
ちなみに内灘は五木寛之『内灘夫人』などの舞台としても有名です。
米軍試射場建設に端を発する内灘闘争、その学生運動に青春を燃やした男女の15年後の心のすれ違いを描いた作品。内灘には同名のスナックもありましたね(#^^#)
ゴール
エコをハートでしめて、ゴルゴルゴール!
4㎞を1時間半かけてゴミ拾いしました(#^^#)
終わった後は、何か良いことをした気分ですがすがしいです
うみがめ
6月16日は、世界「ウミガメの日」
生き物の中でも、最も古くから生息しているウミガメが今絶滅の危機。
ウミガメが生き続けることのできる海の環境保全を。
ビーチで描くウミガメは何か特別なメッセージを発信できるのでは!?
描いたコース、砂浜の高台を通るコースとなっておりました。
これもご愛敬。実際にはこういうハプニングがあるから楽しいとのお話も。
今回は、日頃よりウミゴミ清掃活動をされている方々に来ていただきました。
皆さんゴミ拾いに没頭されて、ゴミ袋がいっぱいに。
重くてゴミ袋が持てなくなったので、最後はゴミ袋を置いて一列に歩いてGPSアートを仕上げました。
ゴルゴルゴール!
内灘砂丘に大きなウミガメが。ウミガメが産卵できる環境になりますように。
今後の取り組み
今回の参加者のお子さんが美術専攻しているということ。
次回のために、一筆書きのアートを作っていただきました。
さすが!私とはセンスが違う。さっそく地図アプリに落とし込んで今度ぜひチャレンジしたいと思います。
海洋プラスチックゴミアクセサリー
今回は環境保全活動をされている方や海洋プラスティックごみアーティストさんと一緒にGPSアートを取り組みさせてもらいました。
みなさん環境の意識がすごく高くて、ほんとうに頭が下がる思いです。
さまざまな活動をされていますので、私もGPSアートで何かアイデア出して取り組めたらと。
スポーツとクリーンビーチ
ラグビーチーム、金沢BLUEBAYSさんは海岸清掃を定期的な取り組みとしております。
力持ちと海岸清掃。揃いのジャージで絵になっていますね。
私も金沢BLUEBAYSさんとは、GPSアートとラグビー体験をセットにしてコラボ開催したこともあります。
クリーンビーチもラグビーもいろんな人に興味を持ってもらいたいという共通のテーマが。
コラボすることで交流する人を増やしていくことが、活性化につながっていくんですよね。
ぜひまたGPSアートコラボも取り入れてくださいませ。
PS トップガン マーベリックのビーチアメフトシーンがむっちゃかっこ良かったです。
久しぶりにビーチラグビーもやりたいな~
TOP GUN MARVERICK ビーチアメフトシーン 特別映像
全国一斉 ビーチクリーン×GPSアート
世界初のプロGPSランナー志水直樹さん。
SDGs型のスポーツイベント「GPSビーチアート」を提唱し、福井県若狭和田海水浴場で活動されています。
全国一斉!クリーンビーチ&GPSビーチアートの企画、ぜひやっちゃいましょう(#^^#)
陸のプロギングお絵かきラン
陸の環境保護の象徴、イヌワシでプロギングお絵かきランをしたときの記事です。
こちらもぜひご参考にしてください。
GPSアートおすすめ商品
本書はGPSアート読本が遂に発売!!作り方、楽しみ方やその魅力、さらには無限の可能性について解説しています。これを読めばあなたもGPSアーティストになれるかも。
私の作った作品も多数紹介していただいてます(^^♪
Tシャツはデザインや色を自由に選択でき、1枚から購入できる本サイトオリジナルです。
みんなでお揃いのTシャツを着ていると盛り上がるもの。ぜひ一緒にいかがでしょう!
\ Tシャツ購入はこちら /
コメント