藤子・F・不二雄先生の生まれ育った町高岡は、いわばドラえもんの原点。
400年戦災にもあっていない町並みは、ドラえもんやのび太、ジャイアン、スネ夫、静香ちゃんが今にも出てきそうな風情。そして高岡は平成27年日本遺産第1弾として、認定されました。
藤子・F・不二雄先生のゆかりの地を巡り、高岡の歴史や伝統工芸に触れながら描くドラえもんお絵かきラン。とくとご覧あれ!
本日のコースMAP。ドラえもんスポットを巡りながら、ドラえもんの顔を描いていきます。
町をあげてドラえもん推しなので、ガイドブックもあります。
一部、ガイドブックに載ってないスポットもまわりました。

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ちなみに今回のドラえもん顔マラソンの原作はお絵かきランナーレッドです。
得意技は盗撮(ランニングの様子を激写)
高岡古城公園
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スタートは高岡城。日本百名城にも指定され、国史跡になっています。特に四方を取り囲む堀と郭が昔と変わらない形で現存している城は日本一レベルだとか。
確かに遊覧船までありました。ドラえもんの目をま~るかいてちょん!するため城の中に入っていきます。
高岡古城公園 芸術の森
さすが「銅器のまち高岡」有名彫刻家の作品が公園内に多数設置されています。
左の写真は、行路(1928年) 斎藤素巌
これから行く路の先にはどんな苦難が待っているのか…的な作品ですかね⁈
→結論から先に言うと、高岡の行く路、無茶苦茶楽しかったです笑
前田利長公(加賀前田家2代目・利家の長男)は隠居したのち大火で富山城を失ったため、新しく高岡城を建設。入城して5年、慶長19年(1614)に利長公は亡くなられ、城は元和元年(1615)一国一城令により廃城となった
右の写真は前田利長公。高岡の町の歴史は前田利長の入城から始まった加賀藩の城下町。高岡も金沢同様、戦災にあわなかった数少ない都市。きっとGPSアートの制作に向いている町でしょう。
これからの作品が期待できます。
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越中国唯一「名神大社」に選ばれ富山県の総氏神として親しまれる由緒正しい神社、越中総鎮守一宮 射水神社。射水神社は縁結びのパワースポット、神社には樹齢400年の梅の御神木があり、その中央の節にできている穴がハートに見えるからとか♡
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射水神社には干支の寅の大絵馬が飾られていました。お手水の近くにあった「竹と虎」石造りの水鏡の彫刻は、水面に自身の姿を映し、清めるためとか。
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この絵筆塔、全国の漫画家154名の「かっぱ絵」のレリーフが埋め込んであります。
藤子F不二雄先生の作品はもちろんのこと、手塚治虫先生の作品も。
GPSアーティスト石川さんとお絵かきランナーレッド、この絵筆塔にあやかりたくてパチリ
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動物園を抜け、相撲場の奥に卯辰山があります。(金沢にも卯辰山はありますね笑)
ここは高校時代、藤子・F・不二雄先生がよく休んでいた場所とのこと。ドラえもんに出てくる裏山のイメージがきっとここなんだとか。
素敵な出会い

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高岡の町中には、藤子・F・不二雄先生のキャラクターのモニュメントや看板がいっぱい。
ドラえもん世代の私としたら、速攻でテンションMAXになりました。
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偶然、高岡市役所前で消防出初式に出くわしました。
横一線の見事な整列。
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面白いお店発見したのでちょっと覗いたら、消防の制服姿をした店主。
先ほどの消防出初式から帰宅したばかりの様子。魚の剥製をうけたまわる工房で見学させていただきました。ネットで全国から注文が入るそうな。
自分の釣った魚(作った作品)、永久保存したくなる気持ちわかります。(#^^#)
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断酒道場に、昇竜に見えるような木など、道中には珍スポットがいっぱい。
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ここら辺りは60年続いた羽衣遊郭があった場所だそうです。羽衣神社は遊郭の守り神だそうな。
住宅街でありながらも神社の前には貸座敷があり、周辺の道も連なり方がそれっぽく、興味深かったです。「全国遊郭案内」によれば当時は貸座敷が21軒あったそうです。
金屋町
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鳳鳴橋でガーミンを止めて寄り道、千本格子の町 金屋町へ。
ちなみにこの「鳳鳴橋」高岡の地名の由来となった詩経の一節「鳳凰鳴矣于彼高岡」に由来してるそうです。川を挟んで2体いるのですが、川上が雄、川下が雌だとか。
また煙突は鋳造の過程で使用された溶鉱炉、大正13年から平成12年まで使われていたそうで、キュポラっていうらしい。鋳物の町 高岡、街中に鋳造品が溢れているのもうなずけます。
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500mにわたって続く石畳みの道に千本格子の家並みが続き、ラジオ体操する少年の銅像など、ユニークな銅像群も見どころ。
加賀藩第2代当主、前田利長は高岡城を築城してすぐ砺波の金屋町庄川町から7人の鋳物師を集めて、この町を作ったそうな。

そういえば砺波庄川の金屋町にも庄川大仏あったな~。あれは鋳物ではなくコンクリート製だったような。もう一回、ここら辺の歴史を探ってみよう。

金屋町の石畳の道には、七つの”小さなハート”が埋め込まれているとのこと。
今回、見つけたのは一つ。次回は7つすべて見つけたいな~
そういえば北斗七星もありました。白色の石を埋め込んでつくった停止線もあるとのこと。
見どころ盛りだくさん。

加賀藩二代藩主 前田利長が興した高岡の町。一国一城令によりサムライは金沢に引き上げたため、高岡は急激にさびれたとのこと。そこで加賀藩三代藩主の前田利常は、高岡の町民の外部移転を禁止し、高岡の商工の振興策を図ったとのこと。
高岡の町、400年の歴史はこんな由来があるんですね~
山町筋

これだけ回っても、まだまだ中盤。昭和通りを走って山町筋へ。
こちらは土蔵造りの庄屋が立ち並ぶ古い町並み。
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とその前に、腹ごしらえ。ハード系のパンが豊富に取り揃えらてる美味しいパン屋さん。
イートインコーナーもありました。
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富山マラソンでもこの道を走ったなぁ。その時は町並みを眺める余裕もなかったけど、見れば見るほど美しい町並み。
謎解きWALK あみたんと時を超えた利長公が開催中。これやりたいな~
金沢謎解きシャーロックホームズお絵かきランに引き続き、高岡でも謎解きお絵かきラン考えようかな。

高岡大仏
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かなり寄り道しておりますので先を急ぎます…と思ったところで大きな球体にかわいい洋服を着た鋳物の小人たちが出迎えてくれました。

奈良大仏・鎌の大仏とともに「日本三大仏」と称される高岡大仏に到着。
高岡銅器製造技術の粋を集め、26年の年月をかけて造り上げたとか。
歌人の与謝野晶子が訪れた際、「鎌倉大仏より美男」と言ったことが、どんどん拡大解釈?されて「日本一イケメンな大仏」という触れ込みになっているみたい(笑)
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大仏焼きを焼いてくれたおっちゃんが我々のために私たち一人一人の名前を盛り込んだ謡曲を歌ってくれました。いろんな人との出会いも、お絵かきランの魅力なんです。
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あまりにも天気が良いのできっと立山の展望が最高だろうと、御旅屋セリオ(旧高岡大和)の屋上に上がると眼前に立山がドーン。最高の景色でした。
御旅屋セリオには藤子・F・不二雄先生デザインの緞帳があるとか。次回、寄ってみよっと。
おいでよ高岡。御旅屋セリオのこども広場に藤子・F・不二雄先生デザインの緞帳(どんちょう)がきたよ pic.twitter.com/cuEKzkU5Fh
— おいでよ高岡 (@oideyoTakaoka) October 18, 2020
高岡駅

高岡駅すぐそば、ドラえもんの散歩道。12体の高岡銅器で作られたキャラクターたちが出迎えてくれます。
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高岡駅にある巨大なドラえもんポスト。ここのポストに投函された手紙にはドラえもんの記念消印が押されるとか。
そして万葉線「ドラえもんトラム」窓にはドラえもんのキャラクターが描かれ、出入り口はどこでもドア。の、の、のりたい。。。

高岡駅からも北アルプスの山々がドーンと見えてました。
改札出てすぐに見えるこの景色、旅行者は感動すること間違いなし!

元号「令和」の典拠となった万葉集を編さんした大友家持は越中国主として高岡(伏木)に赴任し、5年余りを過ごしたそうな。この地でも220首あまりの句を詠んだそうな。
万葉の時代の高岡は沼地が多い田舎で、町の中心は高岡伏木や射水あたりだったんですね~
大伴家持が高岡伏木に赴任したのは746年(天平18年)、前田利長が 高岡城に入城したのが1609年(慶長14年)
ドラえもん、タイムマシーンで当時の様子を見に連れてって!

道中で偶然発見したジャイアン(ツ理容院)。こういうこじつけもお絵かきランの魅力ですね。
お店のキャラクターはゴジラのようです。読売巨人軍、松井ファンなのかな?
藤子・F・不二雄

高岡市定塚町は藤子・F・不二雄先生が生まれ育った町。
ここで転校してきた藤子・不二雄A先生と出会い、漫画の共作を始めたとか。
人生、何がきっかけで変わっていくかわからないものですね。
もちろん才能と志が溢れているから為せる業なのでしょうけど。

藤子・F・不二雄生家跡地には、定塚ギャラリーがあって、いろいろ展示されています。
観光ガイドブックにあまり載っていませんので探しにくいかもしれませんが、髭を描いてる途中できっと見つかるはずです。
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お絵かきランのゴールした後、すぐに近くにある藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへ。
どこでもドアの出入り口、テンションがあがります。
第二次世界大戦のとき、米軍が撮った高岡の町の航空写真があって、今日は走ったコースとの照らし合わせが面白かったです。城下町として生まれたが、商工の町として栄えた高岡。
その歴史を肌で感じることができました。
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藤子・F?不二雄ガチャガチャ400円、各自挑戦。
ざんねーん、ドラえもん出なかったけどドラミちゃん、かわゆし。

最後のスポットを見終えてゴルゴルゴール。ドラえもんのふるさと、高岡は最高でした。
すべてはこのまちからはじまった。
高岡 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
今回のコースは下記からダウンロードできます。
とっても楽しいコースです。ぜひ走ってみてください。
高岡はほんとうにおもしろい町でした。金沢と同じ加賀藩の城下町。400年戦災にあっていない町ということで、いろいろ通じるものもある。
日本で最初に認定された日本遺産のまち、私もGPSアートをいろいろ作っていこっと。
藤子不二雄A先生のふるさと富山県氷見市で描くお絵かきランコースもおすすめです。

ドラえもん作品
ここからは、私が金沢で作ったドラえもんや、他の方のドラえもんの作品をご紹介していきたいと思います。

金沢で描くドラえもんです。残念ながら、金沢の町中ではドラえもんは見つけられませんでした。
でもドラえもんのきれいな丸の輪郭、自信作です。


こちらはねずみ年、干支ランで走りました。袋のネズミ(袋小路)主計町茶屋街や金沢城鼠多門橋通ります。

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自由が丘でお絵かきドラ
コースをRuntripに載せました。
一人でも楽しめますよ!https://t.co/2Ti4MFNloL#お絵かきラン #顔マラソン #お絵かきドラ #gpsart #ドラえもん #runtrip pic.twitter.com/WJm0zuQiCb— 休日ランナー (@holidayrunnerjp) June 2, 2020
8kmで描くドラえもん。顔が怖いと子供には受けが悪かったです(´;ω;`)ウゥゥ
マンガの聖地・トキワ荘を通るキャラクター第3弾、22kmを走ってきました。アトム、バカボンパパとくれば次はこれかなと。風が爽やかで気持ちいいラン日和でした〜#ドラえもん #藤子不二雄 #トキワ荘 #トキワ荘マンガミュージアム #お絵かきラン#GPSアート pic.twitter.com/Lq0GuUByTk
— Sweater (セーター) (@seita8402) May 23, 2021

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